ギリシャ戦

いや、ビックリしました。
一つは、ギリシャのコンディションの悪さ。
プレスは少ないし、セットプレーも迫力無し。
EUROの時とは全く別のチームになっていましたね。

とはいえ、それだけでなく日本の積極的な姿勢が勝利を呼び込んだと思います。
初っ端からどんどんプレスをかけて前向きな守備に終始。
常にフリーな位置で貰おうとする姿勢もあり、結果ボール回しにも余裕が出来てましたね。


個々の選手で言うと、ヒデの運動量とフィジカルの強さは相変わらず。
あの運動量はすごい!まさに「献身的」という言葉がピッタリ。
メキシコ戦を踏まえてか、あまり前には行かず後ろから試合を作ってました。
ヒデのボランチ起用が当ってしまった結果、小野の使い方が難しくなりましたね。
伸二は運動量が無く守備に不安があるので、福西と組ませるのは・・・。
(福西も時折サボるところがあるので)

サイドは加地さんがだいぶ安定してきた。(マシになってきた、というべきか)
特に縦への突破は光るものがあるのですが、やはりシュート、クロスの
精度に欠け、脅威には到っていないかと。
それと、守備で凡ミスをやらかすことが多いのでその辺も不安アリですかね。
アレックスは、今日は多少マシでしたが、アイディアの乏しさを感じます。
早めのクロスに少し面白いものを感じましたが、後はイマイチ。
さらに守備での軽いプレー、いらぬ警告対象のプレーが目立つのも減点。

バックアップに三浦アツしかいないことも含め不安要素ばかり。
なのにサイドがもっとも不動であるのが不思議でなりません。


FWに関してはやはりフィニッシュの精度でしょうか。
ヤナギは守備にも献身的だし、スペースの使い方がうまく、
シュートへの意識も高まってきたので、今はレギュラーで問題なし。

玉田の先発起用はちょっと疑問もありました。
紅白戦で調子がよかった、というのであれば大黒は毎回使われておかしくないはず。
案の定、ボールを貰うまでの動きはよくても、フィニッシュが悪すぎる。
右サイドで抜け出したときに右足が使えないから、切り返すか、クロスを選択
するしかなくて、どうしてももたつくのもマイナス。
その点でも両足使える大黒の方が評価は高いのですが。


まぁ、大黒をサブにおいておくことで相手に脅威になる、という考え方は
間違ってはいないとも思いますが、それは他の選手が大黒と遜色ない動きを
してる場合は分かりますが、今の玉田だと・・・うーん・・・。


FWは、鈴木&玉田を削って西澤、大久保あたりでどうでしょうか。
調子が万全なら、久保は絶対外せませんね。
特に、久保と大黒の相性は是否観ておきたい。


そうそう、サイドからのクロス、もっとグラウンダのクロスも混ぜて欲しい。
あんなふわっとしたクロスばかりでは、久保以外は世界ではノーチャンス。


次戦、ブラジルは勝たないとリーグ突破できないので本気で来るでしょう。
これは願っても無いチャンス。さて、どうなることやら。