NOAH愛知大会

今日は一日オフってことで、まずはG+で放送されたNOAH愛知大会を鑑賞。しっかし、nobodyknows+はかなりのNOAHヲタなんだなぁ(笑)またリングサイドにいたよ。

ということで、気になった試合を簡単に振り返ってみる。


森嶋猛VSムシキング・テリー

これは、森嶋GJ!試合としては、前半テリーが攻め込んで、途中森嶋が盛り返した後、テリーがまた攻勢に出て、必殺の「ミストクラッシュ」(ネーミングがなんとも複雑w)を繰り出すも3カウント奪えず、最後はバックドロップで森嶋が勝利。お客の歓声も引き出して、いい試合だったと思います。


森嶋はねぇ、デカイ(というか、太い)んだけど、実に受けが上手いんですよ。この日も、テリーのミストクラッシュ(この名前だけはどうにかならんかw)を素晴らしい角度で受けて、観客の歓声を引き出して見せたんですけども、二人の体重差は50kgはゆうにあるわけで、投げるほうも投げられるほうも少しでも気を抜いたら形が崩れて説得力を欠いてしまうんですよね。テリーももちろん素晴らしかったわけですが、ここは森嶋をほめたい。他にも森嶋は潮崎のジャーマンとか小橋のハーフネルソンとか、スープレックス系の受けが絶妙で、相手の技を120%引き立たせる。そんな森嶋選手のバンプ*1に、「巧」です(笑)
そういえばテリーの619もモロ顔面で受けてたなぁ。その前の試合で多聞さんはマルビンの619をちゃっかり腕でガードしてたのに。。。
テリーは動きがすごくよかったし、ミストクラッシュ(とにかく名前変えれw)でブリッジを崩さなかったことも評価できるんですが、前半の腕攻めがあまりに地味すぎ(笑)鼓(ryだったらそれでもいいんですけど、一応子供向けのヒーローだし、キーロックとかありえないだろww
ちょっとくらいセオリーは無視してでも、子供のヒーローに徹してもいいんじゃないかなぁ。飛んだり跳ねたり、派手過ぎるくらいでちょうどいいかも。


小橋&KENTA VS 井上雅央&SUWA
マサオが惚れ惚れするくらいの絶妙なマサオっぷりを見せてくれたことに大満足!逆にKENTAが食われてたなぁ。小橋もSUWAもよかったんで、KENTAだけが置いてけぼりにされてたような感じ。こういうこともあるんだなぁ。
ドーム以降、小橋はテーマ曲をGRANDSWORDに戻したみたいですね。これはうれしい♪


秋山&田上&金丸 VS バイソン&スコーピオ&ホイットマー
この試合は、田上さんが相手3人をバッタバッタとなぎ倒して勝利→絶好調で武道館へというつなぎの試合でした。ま、なんてことのない6人タッグでしたが、正直知識のなかったホイットマーとか言う選手は案の定塩ですた。ヘッドロックで相手を捕まえて、ロープに振られるという序盤のシーンを見ただけで塩確定。本来ならロープに振られるギリギリまで相手の頭部をロックしておかなければならないんですが、振られる前から振られることに意識が行ってしまって、頭部のロックがおろそかになってるんですよ。こういう細かい部分、細かい技への意識が低い人は大体しょっぱいですね。どうしてNOAHの外人は塩ばかりなんだろうか_| ̄|○


力皇&潮崎 VS 三沢&小川
最初に「スパルタンX」が流れてちょっとびっくりしたけど、リキが王者なんだから当然のことなんだよねぇ。まだこの光景に慣れませんね。
見所としてはリキと三沢の前哨戦なんでしょうが、いかんせん試合が凡戦で・・・。
シオがアバラを負傷してたみたいで動きが悪かったのも一因だけど、どうも小川は時折若手を突き放すような試合をしますね。シオのことをあまり評価してないとのことだけど、今日の試合では確かにそんな雰囲気がそこかしこに。
一応、リキが三沢さんに無双かましたんだけど、形が崩れた_| ̄|○
武道館では完璧な無双が見たいのだー!のだー!三沢さんなら120%無双でもきっちり受け切ってくれるはずナリよ。


白GHC ヨネ VS 橋
相変わらず橋がベビーフェイスだった。この日の橋はよく考えた試合運びをしてたけど、「勝てる!」というところまでは持っていけなかったかなー。逆キンニクを完璧に決めて見せたまではよかったんだけど、その後もう一手ほしかった。
ヨネはもう一息で黒GHC挑戦まで持っていけそうな気がする。


GHCタッグ みのる&丸藤 VS 彰俊&杉浦
20分過ぎまで大技が飛び交うことなく地味に試合が過ぎていったのですが、後半スギがみのるを捉えたあたりの流れは圧巻でしたね。何気にみのるも受けるときはきっちり受けるし、実にいいバンプを取る。特にオリンピック予選スラムの受け方は素晴らしかったし、喰らった瞬間の表情、それを的確に捉えたカメラワークは両者GJですた。
でもってフジマルは何もしとらん(笑)たまに何もしないときがあるんだよね、フジマル。


注目は試合後の勝利者インタビュー。フジマルが「実はみのるさんには言ってなかったけど、やりたい相手がいる」と発言。「それは誰か?」と振られると「言っちゃったらつまんないじゃん」といいつつ、控え室であっさり暴露。それならリング上で観客にも教えてあげろよと小一時間だったわけですが(笑)みのるブログによると「森嶋&ヨネ」らしい。
後出しじゃんけんみたいであれなんですけど、武道館の決定カード以外のアンダーカードで個人的に森嶋&ヨネでみのる&丸藤とノンタイトルでいいからやってほしいと思ってたところなんですよね。どうせ彰俊&杉浦には防衛できるだろうと思ってたし、次の挑戦者候補が天龍&秋山ではちょっと力関係で差がありすぎだと感じてたんで、森嶋&ヨネっていうのは絶妙な力関係&今後のNOAHの展望も含め、一番理想ではないかと。
今回は、タッグではなく「みのるVSヨネ」「丸藤VS森嶋」という2つのシングルが組まれるとのこと。たぶん「○みのる−ヨネ●」「●丸藤−森嶋○」で、1勝1敗で→GHCタッグで決着、という流れになるんではないかな。それにしてもフジマル対モリシはツイアーだなー。界隈も注目のカードですよ(笑)


以上、愛知大会を見た感想。全体として、なかなかよい興行だったように思います。MVPは森嶋かな。第3試合が盛り上がったおかげで、その後観客もレスラーもいいリズムに乗っていけたように思うしね。

さて、愛知の結果を受け武道館はどうなるか。すでにシングルが4試合組まれてるだけに、残りのカードは6人タッグとか8人タッグでお茶を濁すんだろうなー。あ、でも武道館は殆ど外人がいないから、バランス的には悪くないか!?

*1:相手の技を引き立たせる受身のことで、通常の受身より大きく派手に受け、より技を華麗に見せる一つの技術である