KING

ただいま午前5時半(笑)(書き始めた時間ね)
今週は休みナシだけど、今日は日中はゆっくり出来るので、こんな時間まで起きてます。ただ、こんな時間まで起きてたのはとある理由が。


http://makimo.to/2ch/that3_gline/1113/1113005634.html
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1117157491


キングカズのガイドライン、という2chのスレなんですが、これがガチで泣ける!夜中に大の大人が、新生3飲みながら嗚咽を上げて号泣してしまう、そんな力を持ったスレ(笑)もちろん、僕がカズ信者だからってのが大きいんだろうけどさ。

ここにあるエピソードは全てが真実、ってわけではなくて、そこは2chだし、釣りネタもそこかしこに混じってる。けど、不思議なことに、カズに関してはどれもこれもがホントに思えてくる。


「やっぱ、カズだもんな」って。


実際、ソース貼ってたりするものは本当の話のようで、これだけで1リットルは涙が流せます。いや、ホント。何回泣いたかわからないもん(笑)


なんというかさ、最近の代表の試合が楽しめないのは、やはり「魂」が無いからだと思う。正直、誰が出ても期待できないFW陣(唯一大黒だけは期待できるけど)を見るにつけ、「それならカズだろ」って思ったりする。
「もう終わった選手だろ」なんてあざ笑う奴らをこれ以上ない結果で黙らせてくれるような、そんな予感がするんだ。


「俺は“KING KAZU”だぜ?」




1年間ゴールが無かったFWや、Jで全く点を取れないFWが召集されてる現状に全く疑問を呈さないマスコミやサポーターはどうかしてる。
お前ら、1997年、何て言ってたっけ?それまで期待に応え続けてきたFWが少し調子を崩しただけで、地の底まで落としこめようと躍起になってたじゃないか。
あの熱は、いったい何だったんだろう。あの瞬間、列島は異様な雰囲気に包まれていた。


98年。何とはなしにゲームをやっているときに、もう1台のTVから聞こえてきたニュース速報を知らせるチャイム。
「何だろう?」って思ってチャンネルを合わせると飛び込んできた「カズ落選」の文字。
その瞬間、僕は手に持ったコントローラーを放り投げて、しばらく何も出来なかった。


99年。舞台を東欧に移し、男は再びサッカーをする喜びを取り戻す。恩師のラブコールに応じ帰国するや、挨拶代わりの2ゴール。カズの、カズたる所以。


2000年。男は青いユニフォームに袖を通し、ピッチへと舞い戻ってきた。
大々的に報じるマスコミ。アップを始めただけで熱狂するサポーター。ピッチの上に漂い続けていた異臭の原因、それは「偽善」。


2001年。フランス人指揮官は「カズをコーチとして代表に帯同させたい」と発言した。笑止千万。
誰よりも現役にこだわり、誰よりもW杯に恋をして、誰よりも日本代表のことを考えてきた男に浴びせかけられた心ないコメントに怒りが収まらなかった。
その年の2ndステージ。数年来最高のコンディションでカズはピッチに立ち続け、4試合連続ゴール。決して選手としてアピールすることを忘れていなかったというのに。


2002年。10年前にはプロサッカーリーグすらなかった国で開催されたW杯。日本サッカー界のあらゆる意味での「プロ化」を望んでやまなかった男、そしてW杯出場を誰よりも望んでいた男は、ここでもピッチに立つことは出来なかった。


2005年。ブラジルで専門誌の表紙を飾り、「あと数年したらカナリア色のユニフォームに袖を通していただろう」と現地の人々に言わしめ、それでも王国のしびれるようなサッカーを捨ててまで日本サッカー界のために尽くし、Jリーグ初代MVPを獲得、日本人初のセリエAプレーヤーにまでなった男が、J2の舞台に舞い降りた。


「どうして、腐らないんですか?」
「サッカーが好きだから、かな」


そして、男は久々に世界の舞台へ舞い戻ってくる。2ゴールは、檜舞台へ再び返り咲くための狼煙だったに違いない。
世界クラブ選手権で活躍し、猛アピールして、青いユニフォームに袖を通し、ドイツでプレーするカズが見られることを、信じてやまない。
ドイツは東西の壁を破った。それはありえないはずだった。カズもまた、年齢とか常識とか、そんな壁は破ってくれる。現に、破ろうとしている。
これまでの気の遠くなるような絶望も、この瞬間のための壮大な前フリであったなら、どんなに感動できるだろうか。
絶望は希望への契機である。だから、カズはいつも走り続けてきた。その姿に、憧れ続けた。

あるサイトにこんな書き込みをしたことがある。


「カズが現役でいる限り、W杯出場を信じ続ける限り、僕もW杯出場を信じ続ける。たとえ世界でたった一人になっても」


W杯最年長ゴールは42歳。まだまだ上はいる。2010年なら、記録更新だ。
本人は還暦までプレーしつづけるそうで、それならあと6回チャンスがある。FWなら、これだけチャンスがあれば一度は決めなくっちゃね、カズさん(笑)


青いユニフォームに身を包み、W杯のピッチで躍動するカズを観る事が出来たとしたら・・・やっぱり泣くのかな(ノ∀`)


最後に、僕がカズさんの言葉で一番印象に残ってる言葉。


「カズでいられるってことが、すごい喜びであり幸せなんですよ」


ここまで覚悟を持ってスターでいられた人って、ホントに一握りだと思う。
こういう人は、スターじゃないんだな。ヒーローなんだろう。
イチローや中田は、スターだけど、ヒーローではない。彼らは別の次元でまた凄いのだけれど。彼らは孤高の人、というイメージ。カズは、みんなのもの。その違いかな。