魔法の言葉

昨日の日記にも書いた「オシムの言葉」を読み終えた。
正直、イビツァ・オシムと言う人がここまで祖国で英雄として扱われていること、祖国で過酷な人生を歩んできたことを知らなかった。
これを読んで、オシムという指導者が日本にたどり着いたことを、日本国民として、幸運に思うとともに、名誉に、誇りに思う。

オシムマジック、そしてオシムロジック。これらの背景には光や、闇や、そしてそれだけではない様々な要素が複雑に絡み合っているんだね。

著者も同様の感想を抱いたようですが、彼の機知に富んだユーモアは、苦しい時代を何とか乗り越えるために身につけた、身についたものなんだろう。ユーモアで包むくらいしか、その場をやりすごすことなんて出来なかった、そういうことなんじゃないかな。ユーモアとは、知恵でもあったということか。

逆に、例え金銭や物質的に恵まれていても、そこにひとさじのユーモアのスパイスさえもなかったら、きっと味気ない人生になってしまうことだろう。

僕も、その場の空気を巧みに操ることの出来る、そんなユーモアのセンスを持っていたいけれど、どうだろうね。

オシムロジックにばかり着目してしまいましたが、オシムマジックと称される指揮官としての能力。走って、走って、走って。非常にディシプリンに優れ、魅力的なサッカーを展開する千葉のサッカー。人気はまだまだだけど、初心者でも楽しめるサッカーだと思います。千葉の方はロッテだけじゃなく、こちらも注目ですよ。

もう一つの千葉のチーム、柏レイソルは危機に瀕してますけどね(^^;
個人的には、甲府に上がってきてもらいたいな。